北方の言語と文化にかんするシンポジウム
International Symposium on Northern Languages and Cultures 2015
- 日時:2015年1月24日(土), 25日(日)
- 会場:北海道大学情報教育館スタジオ型多目的中講義室
プログラム
1月24日(土)10:00-16:50
10:00 開会挨拶
10:10-12:00 セッション1 :言語・文化継承とドキュメンテーション
- チュコトカにおける民族舞踊保存への道と舞踊文化の実現
ウラジスラフ・リンティテギン(チュクチ総合カレッジ) - モスクワ言語学研究所における少数言語コーパス構築プロジェクト
ワレンチン・グセフ(ロシア科学アカデミー言語学研究所)
13:30-16:50 セッション2:民族誌の言語資料
- クラシェニンニコフのコリヤーク語資料
永山ゆかり(北方研究教育センター) - 19世紀末に採録されたニヴフ語テキスト
丹菊逸治(アイヌ・先住民研究センター) - V. I. ヨヘリソンのユカギール語テキスト
長崎郁(国立国語研究所) - ウワロフスキーによる最古のサハ語テキスト
江畑冬生(新潟大学) - 古いエヴェンキ語テキストの表記方法について
松本亮(京都大学) - 無文字社会における他者の記録:中国雲南省ワ族の事例
山田敦士(日本医療大学)
1月25日(日)10:30-16:50
10:30-12:00 セッション3:言語の記録・保存
- ニヴフ語の母音弱化にかんする音響音声学的調査
白石英才(札幌学院大学) - ツングース諸語の記述的研究史
白尚燁(文学研究科博士課程) - テキスト・音声データの公開と電子アーカイブ化
津曲敏郎(北方研究教育センター)
13:30-16:50 セッション4:アイヌ文学とアイヌ語
- アイヌに伝わる湿地のお化けたち
矢崎春菜(文学研究科博士課程) - アイヌ口承文芸の1論点:半神半人としてのアエオイナカムイとヤイレスーポ
北原次郎太(アイヌ・先住民研究センター) - アイヌの自叙体文芸における文法と構成の技法
奥田統己(札幌学院大学) - アイヌ語沙流方言の補助動詞構文における述部の複合制約
岸本宜久(文学研究科博士課程 ) - アイヌ語のドキュメンテーション:現状と課題
高橋靖以(アイヌ・先住民研究センター) - アイヌ語の抱合における残置(stranding)回避手段としての充当態(applicative)
佐藤知己(北方研究教育センター)
16:50 閉会挨拶
主催:北海道大学大学院文学研究科北方研究教育センター, 北海道大学アイヌ・先住民研究センター
実行委員会:永山ゆかり,丹菊逸治
- 北海道大学大学院文学研究科北方研究教育センター
- 北海道大学アイヌ・先住民研究センター
- 日本学術振興会外国人招へい研究者(欧米長期L-14504, Valentin Gusev)
- 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター平成26年度「スラブ・ユーラシア地域(旧ソ連・東欧)を中心とした総合的研究」に関わる「プロジェクト型」共同研究「北東アジア先住民の民族誌再評価」(永山ゆかり)